Rapidus、Tenstorrent社とIPのパートナーシップで合意~2ナノロジック半導体をベースにしたAIエッジデバイス領域の開発を加速~
Rapidus株式会社(本社:東京都千代田区麹町4丁目1番地、代表取締役社長:小池淳義)は本日、AIのためのコンピュータを構築する次世代コンピューティングカンパニーであるテンストレント(Tenstorrent Inc. 本社: カナダ トロント)と、2ナノロジック半導体をベースにしたAIエッジデバイス領域での半導体IPのパートナーシップに関して合意しましたのでお知らせいたします。
テンストレントはRISC-Vプロセッサ及びAI向けコンピュータを構築する次世代コンピューティングカンパニーです。今回のRapidusとのIPパートナーシップ合意により、今後さらに進展するデジタル社会に対応した、最新鋭のエッジデバイス開発を加速させていきます。
Rapidusは、北海道・千歳市において、国内初となる2ナノメートル(nm)以下の最先端ロジック半導体を製造する施設・IIM(Integrated Innovation for Manufacturing)の建設を、今年9月から開始しました。Rapidusは並行して現在、世界最先端の半導体研究拠点の一つである米国ニューヨーク州のAlbany Nanotech Complexに研究員を派遣し、IBMとの協働により、2nmのロジック半導体生産に関する技術開発を進めております。また、imecにおいて、最先端半導体の生産に不可欠なEUV露光装置の技術を習得する予定です。こうした技術を活用し、IIM-1において2025年4月にパイロットラインを稼働し、2027年には量産を開始する計画です。
Rapidusは、IBMやimec等との国際連携、国内外の素材産業や装置産業との協力体制構築に加え、IP分野の連携も今後積極的に推進し、最先端LSIファウンドリの実現を通じて日本の産業力の強化に貢献してまいります。
テンストレントについて
テンストレントは、AIのためのコンピュータを構築する次世代コンピューティングカンパニーです。カナダのトロントに本社を置き、米国ではテキサス州オースティンとシリコンバレーに、グローバルではベオグラード、東京とバンガロールにオフィスを構えます。テンストレントは、コンピュータ・アーキテクチャ、ASIC設計、先進システム、ニューラルネットワークコンパイラの分野の専門家を集め、Fidelity、Hyundai Motor Group、 Samsung、Eclipse VenturesやReal Venturesなどの支援を受けています。
Rapidus株式会社について
Rapidus株式会社は、世界最先端のロジック半導体の開発、製造を目指す企業です。設計、ウェーハ工程、3Dパッケージなどのサイクルタイム短縮サービスの開発・提供によって、新産業創出を顧客と共に推進していきます。
半導体を通して人々を幸せに、豊かに、充実したものにするために。私たちは、挑戦し続けます。
本社:東京都千代田区麹町4丁目1番地
設立:2022年8月10日
経営陣:取締役会長 東哲郎、代表取締役社長 小池淳義
事業内容:半導体素子、集積回路等の電子部品の研究、開発、設計、製造及び販売等
資本金等:73億4,600万円(2022年11月時点。資本準備金の額を含む。)
<報道関係者の問い合わせ先>
クレアブ株式会社
安江邦彦
Email:kyasue@kreab.com
奥本孝乃
Email:tokumoto@kreab.com
高橋茜
Email:atakahashi@kreab.com